湯の印象 B 秘境度 3
『環境はあともう一歩です』
『門入の郷』と名づけられたこのスポットは『門入ダム』を中心とした寒川町きっての自然公園である。昔からいまひとつ地味な(失礼)寒川町の起死回生の自然公園開発地区であるが、建築物のひとつひとつはデザインよろしく立派であるものの、全体としてまとまりがなく打ち出し方がやはりいまひとつで、他所の町内公園以上にはどうにも目立たない。
この温泉にしても同様で、だいたい「カメリア(椿の意)」というネーミングにしても、普通の四国人が聞くと「ダイヤモンド」しか連想しないのである。(笑)いかにも「とってつけた感」がぬぐえないが、『門入の郷』と切り離して考えれば、地元では結構評判でお年寄りの憩いの場として役目をきちんと果たしているまっとうな施設である。町外にPRをするのなら、むしろこの温泉施設だけでもかまわなかったんじゃないだろうか?
お金をかけて奇をてらった公園全体が意に反して目立っていない中で、逆にまともな施設として「知る人ぞ知る湯」となっていしまっているところが、この温泉の最大のポイントではなかろうか?四国らしいといえば四国らしい、少しハズしてしまったほほえましい温泉なのである。
近くのスポット 『四国酒蔵88箇所86番 讃州井筒屋敷』 『四国堰堤88箇所84番 門入ダム』 『四国堰堤88箇所85番 大川ダム』 『四国堰堤88箇所86番 五名ダム』 『四国堰堤88箇所87番 大内ダム』
|
「「門入の郷」のシンボル『門入ブリッジ』。山の中に何の意味かいきなりSFチックな構築物である。」
「門入の郷」のシンボル『門入ブリッジ』。山の中に何の意味かいきなりSFチックな構築物である。
「温泉正面玄関。(画像はクリックすると拡大します)寒川町の保養施設であるが「ヒューマントピア」とわかったようでわからないサブネームが。」
温泉正面玄関。(画像はクリックすると拡大します)寒川町の保養施設であるが「ヒューマントピア」とわかったようでわからないサブネームが。
「明るくまともな大浴場。おもに近所のお年寄りの井戸端会議の場所になっている地元密着の場。」
明るくまともな大浴場。おもに近所のお年寄りの井戸端会議の場所になっている地元密着の場。
「温泉入り口の門入の郷の手作り看板。派手な建造物の割に小さなパーツにはお金はかけていない。」
温泉入り口の門入の郷の手作り看板。派手な建造物の割に小さなパーツにはお金はかけていない。
「『門入ダム』上流の公園。近辺にはキャンプ場、バーベキュー場等も完備されていて使い勝手は悪くない。」
『門入ダム』上流の公園。近辺にはキャンプ場、バーベキュー場等も完備されていて使い勝手は悪くない。
|