湯の印象 S 秘境度 3
『四国らしい温泉』
温泉88箇所最後にして香川県ではひょっとすると最もマニア向けする温泉である。国道377号線を引田の町から五名の山奥に向かい黒川沿いの支道に入って少し進むと『黒川温泉』の温泉宿が現れる。宿の向かいは東かがわ市営の白鳥温泉であるが、湯元も湯そのものもまったくの別物である。
ここで紹介した四国の温泉宿の典型のような湯治場である。質素にして湯治に必要十分な設備しかない。内湯の浴室もパーソナル仕様で順番を待ってゆっくりと入るのがよかろう。
ガチな内湯に対してポピュラーにつくっているのが貸切制の露天家族風呂である。5、6人は入浴可能であるが出来れば2人までの少人数で時間たっぷり湯を楽しみたい空間である。
最近、評判になりつつあるので週末は特に混雑しがちである。何かのついでにさっと立ち寄ってさっと入るか、何日間か旅館に滞在してゆっくりと湯治に努めるのが正しい利用の仕方かも知れない。いうなれば四国各地に伝統的な筋の正しい、ただただ温泉に入るためだけの温泉旅館である。
近くのスポット 『四国酒蔵88箇所86番 讃州井筒屋敷』 『四国堰堤88箇所85番 大川ダム』 『四国堰堤88箇所86番 五名ダム』 『四国堰堤88箇所87番 大内ダム』
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「古びた温泉宿である。」
古びた温泉宿である。
「玄関は二つあるが宿の人はどちらかにいるので声をかけると良い。」
玄関は二つあるが宿の人はどちらかにいるので声をかけると良い。
「浴室は岩風呂風。3人入れば満室である。」
浴室は岩風呂風。3人入れば満室である。
「露天風呂は川べりにある別棟の流しそうめん店の奥。貸切制で予約が必要。」
露天風呂は川べりにある別棟の流しそうめん店の奥。貸切制で予約が必要。
「落ち葉が浮かぶなかなかの良い雰囲気である。」
落ち葉が浮かぶなかなかの良い雰囲気である。
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