湯の印象B 秘湯度 3
『観光地になりきれない温泉』
三好市は2006年に旧池田町を中心として4町2村が合併して出来た市であり四国の中で最大の面積を誇る市町村である。と、同時に徳島県はもとより香川県、愛媛県、高知県と隣接する唯一の市町村んでもあり、旧池田町民の間だけ(笑)では「四国の中心である」とうそぶいていたのであるが、隣の川之江市と伊予三島市が合併して四国中央市と名乗りをあげてしまったことで、近年、立場を失ってしまい「四国のへそ」と言い換えている(再笑)。
そんな四国のへそでありながら、観光地である祖谷地区に比べて昔から極端に宿泊施設の少ないのが旧池田町である。そんな中でも最大の宿泊施設であったのが旧かんぽの宿池田保養センターを前身とする「あわの抄」である。よって日帰り温泉施設としても旧池田町内では一番のキャパシティを誇っている。
ただ三好市となった今でも観光施設としてはあくまでも祖谷地方が中心であるため、県外客よりも圧倒的に地域の人たちの利用が多い。みかけは観光ホテルであるが風呂は近所の憩いの場所、これも四国らしい温泉である。
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「丘の上に広い駐車場を備える宿泊施設。」
丘の上に広い駐車場を備える宿泊施設。
「もともとが公営施設であったのでしつらえは良い。」
もともとが公営施設であったのでしつらえは良い。
「ロッカーは鍵がない」
ロッカーは鍵がない
「小庭を眺めながらの湯船。」
小庭を眺めながらの湯船。
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