湯の印象C 秘湯度 3
『橋がシンボル 実は橋はふたつあった・・・の温泉』
古来より修験道の信仰の山であり別名「阿波富士」と呼ばれる『高越山(こうつさん)』のふもとに位置する温泉。このあたりの温泉は鉱山から湧き出た冷泉を沸かしたものが多いが、ここもそのひとつ。山の中に現れる近代的温泉施設。地元の木材会社が経営しているらしい。観光案内パンフレット等では山間をまたぐ『高越大橋』とセットで撮られる紹介写真が印象的だが、渡ってみると別になんぞ云われのある橋でもない普通の道路である。ちなみに「ふいご(鞴)」とは昔の火をおこすときの送風機のこと。ありきたりのネーミングと思っていたがさにあらず。温泉駐車場の奥の説明板から階段をのぼって3分ほどで渓谷にかかる古びた吊り橋『鞴(ふいご)橋』につく。もう使用禁止の橋であるがなかなかの風情。さらにここから渓谷沿いに1分ほど歩いたところの数段に渡る滝は必見。雨後の水量の多い時はなかなかである。 一見、近代的な『高越大橋』に目が奪われるが、ほんとうの由来の橋は奥にひっそり隠れている。犬も歩けば棒に当たる。温泉も入浴だけではなく、湯あがりにぶらぶらすると何か良いことがあるかもわからない。
http://mx82.tiki.ne.jp/~harai/new_page_4-2.htm
『鞴橋』への階段部分の手すりは使用しない方が無難。私なら寄りかかって「浴びせ倒し」が出来ます。(笑)
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「『高越大橋』より急坂を降りていく川沿いに位置する」
『高越大橋』より急坂を降りていく川沿いに位置する
「正面玄関とシンボルの『高越(こうつ)大橋』」
正面玄関とシンボルの『高越(こうつ)大橋』
「温泉裏にひっそりとたたずむ『鞴(ふいご)橋』 実はこちらが温泉の由来である。」
温泉裏にひっそりとたたずむ『鞴(ふいご)橋』 実はこちらが温泉の由来である。
「何段にも渡って落ちてくる滝 名前は不詳」
何段にも渡って落ちてくる滝 名前は不詳
「渓谷に架かる『鞴橋』」
渓谷に架かる『鞴橋』
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