湯の印象 S 秘境度 3
『高縄半島の本格温泉』
湯の国愛媛の中でも、特にこの高縄半島には、道後だけではなくそれに勝るとも劣らない良質の湯治場が数多くある。この『鈍川温泉ホテル』もそのひとつであり、昔からのファンを数多く抱えている。鈍川の温泉群には複数の源泉があり、もっとも古い部類に入るこのホテルは専用の源泉を有していて、鈍川温泉郷の中でも別格である。
今治と松山の境の分水嶺近くの山の中。にもかかわらずしかも朝の6時というのに日帰り客がばらばらと入ってくるようなところは、地元でも評判であることの証である。ばっと見、少し鄙びた地味な温泉ホテルであるが、こういう温泉が四国らしい温泉であるのは巡礼69番目にして改めて感じ入ることである。
近くには玉川湖や高縄山をはじめとする、これも地味だが静かで自然が豊かな見所が多い。県下第一の都市松山からも第二の今治からも比較的気軽にこれる距離にありながら、湯治ついでにゆっくりと散策もできる日帰り温泉のお手本のようなゾーンである。
http://www.nibukawa.com/
近くのスポット 『四国酒蔵88箇所71番 山丹正宗』 『四国堰堤88箇所60番 歌仙ダム』 『四国堰堤88箇所61番 玉川ダム』 『四国堰堤88箇所62番 朝倉ダム』
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「ホテル外観。土日ともなれば県外ナンバーの湯治客も多い。」
ホテル外観。土日ともなれば県外ナンバーの湯治客も多い。
「ロビーは昔ながらの温泉ホテルである。」
ロビーは昔ながらの温泉ホテルである。
「大浴場。このほかに露天風呂と岩風呂を備えている。」
大浴場。このほかに露天風呂と岩風呂を備えている。
「露天からは今治市中央部を流れる蒼社川の渓谷が眺められる。」
露天からは今治市中央部を流れる蒼社川の渓谷が眺められる。
「お湯のテイクアウトは1トン700円。と言われても中身より運送代のほうが何十倍もかかる。」
お湯のテイクアウトは1トン700円。と言われても中身より運送代のほうが何十倍もかかる。
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