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湯の印象 Ｃ
秘境度 ３
『忘れられた自然公園』
大串半島は今から30年弱ほど前に大規模開発された自然公園である。ワイナリーやレストラン、オートキャンプ場、コロッセオ型屋外コンサート場から釣堀までを備えた一大レジャーゾーンであった。『大串温泉』もそれらの施設の一環として造られたものである。瀬戸内海の北は小豆島石廊崎、東は播磨灘を望む海域に突き出したこの半島は、海の見える小高い丘になっていて、晴れた日はまさしくここにしかない海と空と緑の絶景が楽しめる。
しかし初期投資が大きすぎて設備更新とサービスが不完全だったのか、県内の他開発地区との競合の中で年々陳腐化し、施設的にはすっかりと地味なスポットとなってしまった。今では各施設も縮小し温泉も週末のみの営業になっている。だがこの立地が提供する自然と眺望は今もって健在である。最近になって地元さぬき市の市民団体が再アピール活動を行っていてこれからの動向にも期待が寄せられる。
この地につくられた温泉も今ではオートキャンプ場のための温泉と化しているが、その立地環境は依然としてすばらしい。その意味ではこのままで放っておくのはもったいない温泉である。
近くのスポット
『四国酒蔵88箇所86番 讃州井筒屋敷』
『四国堰堤88箇所83番 前山ダム』
『四国堰堤88箇所84番 門入ダム』
『四国堰堤88箇所83番 大川ダム』
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「瀬戸内海に突き出た大串半島の丘陵地帯につくられた自然公園。写真はワイナリー遠景。」
瀬戸内海に突き出た大串半島の丘陵地帯につくられた自然公園。写真はワイナリー遠景。
「芝生広場に建つ温泉施設」
芝生広場に建つ温泉施設
「昔は温泉兼研修施設でもあったが、今は半分が閉館している。」
昔は温泉兼研修施設でもあったが、今は半分が閉館している。
「湯船は小型で家族風呂大の大きさ」
湯船は小型で家族風呂大の大きさ
「小さな窓から志度湾をはさんで庵治半島が見える。」
小さな窓から志度湾をはさんで庵治半島が見える。
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