湯の印象 Ｂ
秘境度 ３
『上勝は勝浦川の賜物』
勝浦川は剣山系の雲早山（くもさやま）に端を発し、この上勝町さらに勝浦町を経て徳島市から紀伊水道に流れ出る。道路が整備されるまでは勝浦地区より徳島へ生産物を舟で運ぶ水運の道でもあったという。流域に人口が少ないので隣の鮎喰川以上に鮎に適した清流を保っており、中流域の中でいちばん賑やかな勝浦町役場付近でも季節には街中を流れる川のいたるところで鮎釣り人の姿を普通にみかけることができる。
『月ヶ谷温泉』は、この勝浦川の上流沿いに建てられた温泉ホテルである。山ばかりの上勝町での数少ないレジャー施設であり、四国のほとんどの温泉のように観光客のみならず地元の寄り合いの場所にもなっている。「葉っぱビジネス」で全国に上勝町の名を知らしめた『株式会社 彩（いろどり）』も、この建物に入居している。川を挟んで対岸はキャンプ場であり、夏には川遊びや川魚釣りの基地にも使われる。また川の支流を遡るといたるところに素のままに広がっている棚田も見ものである。（下記 参考 四国堰堤88箇所11番正木ダム参照） まさに温泉も含めて勝浦川あっての上勝観光であるといえる。
ここから少し奥にはいると総延長87キロと日本一長い未舗装道路『剣山スーパー林道』の東の起点である。冬季は積雪と凍結とで完全閉鎖される山沿いの生活林道は、昔はオフロードバイク乗りの聖地でもあった。最近は観光地としての整備が進み、一応全線ダートコースではあるものの普通乗用車や大型バイクでも踏破が可能なやさしい道になっている。ただしその分、通行量も格段に増えているので特に休日のカーブの出会いがしらには要注意。
http://www.e-kamikatsu.jp/own/index.asp
近くの穴場情報
『四国酒蔵88箇所第19番札所 桂華』
『四国堰堤88箇所第11番札所 正木ダム』
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「県道からの遠景 このあたりでは一番大きな建物のひとつ」
県道からの遠景 このあたりでは一番大きな建物のひとつ
「正面玄関 和洋折衷の温泉ホテルでもある 」
正面玄関 和洋折衷の温泉ホテルでもある
「勝浦川をはさんで対岸にはキャンプ場もある」
勝浦川をはさんで対岸にはキャンプ場もある
「幹線県道橋のたもとでは鮎の友釣りをする地元の人たちが何人も （画像をクリックすると拡大します） 」
幹線県道橋のたもとでは鮎の友釣りをする地元の人たちが何人も （画像をクリックすると拡大します）
「上勝までの県道の勝浦川を渡る橋のたもとにあるテイクアウト寿司店 ただしネタは川魚のみ」
上勝までの県道の勝浦川を渡る橋のたもとにあるテイクアウト寿司店 ただしネタは川魚のみ
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