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湯の印象 A秘境度  2
 
 『ジャングル風呂から今風露天風呂へ』
 
 『奥道後ジャングル風呂』といえば我々が子供の頃は今治の『唐子浜パーク』、観音寺の『五郷渓温泉の狩場焼き』と並んで行ってみたいレジャースポットのひとつであった。いわば今の『レオマワールド』みたいなもんである。その奥道後温泉が50年たった現在でも営業している。
 
 つい最近になって惜しいことに昔懐かしジャングル風呂は取り壊されて今風のモダンな温泉になってしまったが、お湯は今なお健在である。ところどころに昔の名残が残っている通路を渡っていくと日帰り温泉の受付は以前のまま、おばちゃんもおそらく以前のままである。(笑)
 
 今度の温泉は以前のジャングル風呂の大規模でオープンな構造をうまく利用したのであろう、なんとすべてが露天である。雨風や日差しをしのげるように屋根は施されているが、見違えるようなつくりである。以前のように小学生がキャーキャーと走り回ったりは出来ないが、大人がゆっくりと入浴するには最適の温泉となっている。
 
 昭和から平成へと、国内の大規模温泉のスタイルもどんどん様変わりしている。家族連れや団体客相手のレジャーであったのが個人客中心の癒しの場と変わっていく温泉場。さて50年後はどうなっているのか?見当もつかないが、お湯だけは昔のままとうとうと溢れ出ている。
 
 
 近くのスポット
 『四国酒蔵88箇所67番 酒仙栄光』
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 「松山から今治に抜ける国道脇の正面玄関 駐車場は広くてとめやすい」松山から今治に抜ける国道脇の正面玄関 駐車場は広くてとめやすい 
 
   
 「正面玄関。昔とうってかわってホテルのフロントになっている。」正面玄関。昔とうってかわってホテルのフロントになっている。 
 
   
 「大浴場そのものが露天風呂。」大浴場そのものが露天風呂。 
 
   
 「それでも屋根のない露天に入りたがる私の様な人向けの露天風呂もついている。(笑)」それでも屋根のない露天に入りたがる私の様な人向けの露天風呂もついている。(笑) 
 
   
 「更に内湯も完備。心なしか内湯の方が昔の湯質に近い気がする。」更に内湯も完備。心なしか内湯の方が昔の湯質に近い気がする。 
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